風羽里

ふわり

“たゆたう扇子がひらひらり、粋に踊るよふわふわり”

定禅寺通りの新緑がキラキラ輝く季節になりました。カラフルな扇子と掛け声、囃子のリズムが聞こえる日を誰もが待ち遠しく感じていたはずです。私たち風羽里も感染対策を行いながら、今年こそは演舞が披露できると鼻息荒く稽古を重ねていました。

 
「風羽里」。
これまで様々な普及活動に携わってきた代表の仙台すずめ踊りへの想いがたっぷりと詰まった祭連です。
2011年に産声を上げ、今年、応援して下さる皆さまのお陰で10年という節目を迎えることができました。
 
そんな中で飛び込んできた祭り中止の発表は、私たち祭人も観客の皆さんの肩も落とすものだったと思います。きっと仙台すずめ踊りの長い歴史の中で、先の東日本大震災と同様に、疫病と歩んだ歴史として語り継がれるかもしれません。
 
もう少しだけ新しい日常を探る日々も続きますが、これからも仙台すずめ踊りが100年、200年と受け継がれるよう日々精進して参りますので、皆さまの変わらぬご声援をどうぞよろしくお願いいたします。
 
来年こそは、皆さまの心に“風羽里の風”を届けたいと思います。美しく勢いある囃子に合わせ、変化し続ける扇子使いから生まれる演舞を、どうぞ楽しみにしていてください!
 
 
 

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