ハネコ・はねこ

はねこはねこ

 
伝承踊り 『 ハネコ・はねこ 』です。
『ハネコ・はねこ』が伝承している『ハネコ踊り』は、現在の『すずめ踊り』の礎となった踊りです。
『ハネコ踊り』の由来は仙台城築城の際、伊達政宗の命により、泉州堺から招かれた石垣衆が事に当たり築城後、石切町(現在の青葉区八幡町)に屋敷を与えられ、この地に住み続けることになったのが始まりです。
その石工達によって瀬田谷不動尊、大崎八幡宮の祭礼で『ハネコ踊り』が奉納されていましたが、昭和25年には途絶えてしまいました。
 
それから時が経ち『ハネコ踊り』を受け継いでいた、故・黒田石材店 十七代黒田虎雄さんが生前「ハネコ踊りは俺の代で終わる。もう一度八幡町で踊りでなあ!」と私に言われました。その想いを胸に「石切町に伝わった石工さんたちのハネコ踊りを必ず復活させる」と虎雄さんと約束をし、虎雄さんからお囃子・踊りを伝授していただき平成10年(1998年)八幡町に『ハネコ踊り』が蘇りました。
 
長い歴史の中で大切に守り伝えられてきた『ハネコ踊り』。黒田虎雄さんをはじめ黒田八兵衛、辻本七郎兵衛、鹿野清左衛門、能島与右衛門、先人たちの想いを感じながら、現在は黒田虎雄さんのご兄弟である黒田秀男さん、良雄さんにご指導を受けながら活動しています。
 
主な活動は、仙台・青葉まつりはもちろん、大崎八幡宮奉納演舞、どんとロード等『ハネコ踊り』の地元のお祭りへの参加をはじめ、地域の小学校・中学校へ総合学習の一環として『ハネコ踊り』の指導をさせていただいています。そして、昔『ハネコ踊り』を踊った石工達の故郷である堺市の方との交流も続いています。
 
『すずめ踊り』の礎である『ハネコ踊り』。踊りやお囃子は同じところもあり、違うところもあり。そういったところを楽しんでいただけると幸いです。
 
『ハネコ・はねこ』はこれからも『ハネコ踊り』を伝承していくと共に、皆様に愛される祭連となるよう精進していきたいと思います。宜しくお願い致します。
ハネコ・はねこ
代表 加藤 晴美

 

国宝 大崎八幡宮 奉納演舞

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